「……っう…」


そのまま、しゃがみ込もうとした私の体を、友だちが引っ張った。


「このままじゃだめだよ!直接言いにいこ?」


直接って、永瀬さんに…?


その疑問を言う前に私を連れて、駆け出してしまう。



「あんた、それでも友だち!?」


「え…?」


永瀬さんは、この状況がよく分かっていないようで、きょとんとしている。


「とぼけないで!私、昨日見たんだから!」


そんな永瀬さんを2人がどんどん問い詰めていく。


本当は、こんなことしたい訳じゃないのに…