どういうことなんだろうか…


希美とは、小学生からの付き合いだけど、時々こういう風に何かを言おうとする。


結局、普通に世間話とかして終わるんだ。


だから、未だに分からない。


希美の考えていることが、本心が…


「…大丈夫だからな」


何があっても、永瀬を守るから。


だから、心配するなよ。


俺は、うつむく永瀬の頭をぽんぽんと軽く叩いて、チャイムと同時に自分の席に着いた。