「…え!!?」 私の声に反応した五十鈴君が振り返る。 「どうした? 急にデカイ声だして…?」 五十鈴君はきょとんとした顔をしながら私を見る。 「あっ…いや…な、なにも…」 私さっき1人でなんて言った? 好きだなとか言ってた……気が… ソーッと五十鈴君の顔を見る。 まだ五十鈴君は私を見ていて… 五十鈴君の大きな瞳と目が合う。 その瞬間私の体温がグッと上昇するのが自分でも分かった。