「萩野行くぞ」 放課後になるまでの時間はあっという間で… 私を待つ五十鈴君。 急いで荷物をまとめる。 うわあ…本当に私五十鈴君とデートするんだ… こんな経験ないからすごくドキドキする…っ… どこに行くんだろう… 五十鈴君におまかせしていいのかな……? なんて考えていると… 「楽しんでこいよ〜」 折原君がニコニコ笑いながら私達に手を振る。 それに五十鈴君も手を上げて、私もお辞儀をして教室を後にした。