「ねぇ3年生の篠原って子知ってる?」

「生徒会長の篠原美沙希か?」

 (へぇ生徒会長ね、まぁそんな感じかな?)

「うん、篠原美沙希ってどんな子?」

「ん…成績優秀、真面目で他の生徒からも慕われてるよ生徒会長にうってつけだな」

「そう…」

「篠原がどうかしたか?ビールまだ飲むだろ? おじさん生ビールお代わり2つ、それとはんぺんと糸こんにゃく」

「うん、ちょっと…」

「教師としては美鈴より俺の方が先輩だし話してみろよ?」

 (おっ今度は先輩面か?)

「じつわ………」

篠原美沙希との事を北島先生に話したのであります。

「へぇー交換条件ね?」

「何か切羽詰まってるようなそんな感じがしたんだ…だから相談があるなら明日保健室においでって言ったんだけど…」

「何を頼みたかったんだろうな?」

「来てくれるかな…交換条件として聞いたほうが良かったのかな?…」

「いや、美鈴の対応で良かったと思うよ、まぁ様子見よう?それより見張られるって美鈴どんだけだよ アハハ よっぽど素行が悪かったんだろうな?」

「まぁそれなりにかな? おじさんビールお代わりそれとぬか漬けも」

 (本当にこれで良かったのだろうか?…)

「ぬか漬けって親父か? おじさん俺もビールね」

「あっこのぬか漬け美味しいー おじさんぬか漬け最高!」

 (マジ旨いこれだけで飲めるわ)

「あっホントだ旨い」

「ちょっと人の勝手に取らないでよ」

「良いじゃんケチくせーな」