大広間の大時計が「リンゴォーン……」と丁度12時の鐘を鳴らした頃、ドアをノックする音に私は急いで扉を開ける。
「15歳の誕生日、おめでとう」
ジョージは扉を開けると同時に私についばむようなキスをする。
12時の鐘が鳴っても醒めない夢のようなプレゼント。
「口、痛くないか?」
「ちょっとズキズキするけど大丈夫」
「そうか」
「ヒューには……」
悪いことした、と言い掛けてやめた。
きっと、すごく傷つけた。
こんな痛みくらい、当然だと思う。
「俺だったら良かったのに。本当にごめん」
ジョージは、私の頬に手を当て頬にそっとキスをする。
そして、私の指先に触れると首を傾げる。
「15歳の誕生日、おめでとう」
ジョージは扉を開けると同時に私についばむようなキスをする。
12時の鐘が鳴っても醒めない夢のようなプレゼント。
「口、痛くないか?」
「ちょっとズキズキするけど大丈夫」
「そうか」
「ヒューには……」
悪いことした、と言い掛けてやめた。
きっと、すごく傷つけた。
こんな痛みくらい、当然だと思う。
「俺だったら良かったのに。本当にごめん」
ジョージは、私の頬に手を当て頬にそっとキスをする。
そして、私の指先に触れると首を傾げる。