「私は、オリヴィアの子供達が罪を犯すのを見るに忍びない」

「罪って……。なんのこと?
それに、あなた可笑しいわ。
私はまだ14歳の子供なのよ?!
それなのに、子供相手に結婚なんて」

「あなたはもう十分にレディだ。昨日の夜、私の前で立証してくれたでしょう?」

「やっぱり見ていたのね!ひどいわ!」

彼の腕の中から逃れようと振り上げた私の拳をキャッチし、彼は突然、私が結い上げた髪をはらりと解く。

「あなたは髪を結い上げても美しいが、私は、どちらかと言うとこっちの方が好きかな。
それに、こうした方がキスマークも見えにくくなりますよ」

エドワードがそっと私の首筋に手を当てる。

「キス……マーク?」

私は初めて聞く言葉に訝しげに眉根を寄せる。

「……何?それ?」

「昨日、彼に余程強く吸われたのでしょう?
それで、鬱血してしまってるんですよ。
そんな事も知らないとは……」

私は真っ赤になって、手で首筋を覆う。