やがて、ジョージの唇が胸の頂きを捕え、ゆっくりと唇と舌で弄び始めた。


ど、ど、ど、どうしよう。


私を見つめるジョージの瞳が恋人を見る目になってて……

うれしいけど

すごく、恥ずかしい!!



顔を両手で覆っている私に、一瞬、躊躇したようにジョージの唇が止まる。

「嫌?」

私はソロソロと両手を解き、首を横に振る。


恥ずかしいけど、でも……やめないで。


戸惑うジョージの首に腕を回すと、ほっとしたようにジョージがキスをしてくれる。



あまりにも幸せすぎて意識を失いそうになりながらも星の瞬きに目を凝らす。


一陣の風がさぁっとコンサバトリーの中を駆け抜けたとき、私の目はその木々の間に潜むひとつの翳を捕え、体が一瞬にして凍る。



背の高い男がそこに立ってる。


青い瞳がじっと私達を見つめている。