ずっと守って来た。

ヘイワーズのじぃさんに何を言われようと、どんな条件を出されようと、俺は俺なりに、俺の全てでこいつを守って来た。




『恋をしてるわ!』

『ずっと、ずーーーーーーっとよ』




ふと寝顔を覗き込むと、アリシアの目に涙の跡が光っていた。


まさか……


こいつ……



俺のことで泣いたのか?



俺を……想っ……て?



アリシアの目に光る涙をそっと指で拭う。


アリシアのあの言葉が、ずっとモヤモヤしていた俺の心にストレートに突き刺さって来た。