しかし、道端に腕を捕まれそれを阻止される。
「何よ!」
イライラする!
道端が私にかまっていることで、周りの女子の視線が痛いことあなたに分かりますか?
そんなことどうでもいいのかもしれないけど、私は気にするの!
「こい。」
「えっ!?」
道端は私の腕を掴んだまま歩き出した。
なに、この状況!
「痛い!離してよ!」
なんで、どこに行く気!?
私はあんたなんかについて行きたくないんだけど!
「ねぇ!聞いてる!?」
何でことごとく無視なの!
人の話を聞きなさいよ!
「黙らないとその口塞ぐよ?」
「....」
ニヤッと笑いながらそんなことを言うから、黙らなきゃいけなくなった。
黙りたくなんてなかったけど、黙らなかったら本当に口を塞がれると思った。
連れて行かれたのは空き教室。
ここは、一般の人は入れないし学園祭でも使われていないため人はたぶんこない。