やべー、コイツ。



もっと、いじめてー。



そんな、ガキの頃みたいな感情がよみがえる。



「……ち、ちがっ。
ウソじゃないもんっ。
本当に……。
本当に、忘れたもん」



顔の前で両手を振って、一生懸命否定している。



「本当だよ?
 机の中見る?」



「…………」