「メガネかけて!
それから、いつもみたいに、無愛想な顔をして!!」



――なにをそんなに焦ってんだか。



「今日の委員長、委員長らしくない!」



そんなことを言われたくらいで、やめてやるはずなんかねーだろ。



逆に、とことん煽ってやるよ。



だから……。



「俺らしいってなに?」



俺は、冷めた瞳を大熊さんに向けた。



「俺のなにを知ってるの?」