興奮しているようで、大西さんの声は、かなり大きい。



つか、安定のよく通る声だよな。



苦笑しながら、席に近づく。



「そうだよ~。
『俺のことを見ないとか。
次やったら、許さねーから』
ってセリフを聞いたときには、りお。
星くんって、何様のつもり!? 
とか、思っちゃった」



――そんな話、こんな大きい声で言うことかな。



「……ふーん。
そう? 
……って。
花ちゃん、驚かないの?」