「花……は?」



川本さんは、あたりをきょろきょろ見回しながら俺に近づいた。



「…………」



そういえば。



川本さんは、大熊さんの友達だったな。



いつも4人でつるんでいるうちのひとりだもんな。



そっか、大熊さんを探しに来たのか。



つか、一緒に帰るつもりだったのかな。



だとしたら……、悪い。