「冷泉くん。
なに言ってるの?」



「…………」



「いじめなんて反対ですっ!」



俺に向かって、キィーッと目をむく大熊さん。



なに、誤解してんだか。



「バーカ。
その“いじめ”じゃねーよ」



一歩大熊さんに近づいて……。



ポンポンポンッと軽く頭に触れた。