またさっきみたいに、逃げられる。



そう思って……。



「なんで、こんなに……。
男に免疫ないの?」



逃がさないために、ボブの髪をかきあげた。



口にしたのは、俺にとって、ものすげーほめ言葉。



「……っ!?」



「ほら、耳まで、真っ赤」



こんなの、純情すぎて、やばいよな。