段ボール箱を手にとり、大熊さんに近づく。
「ボーっとしないで。
手を動かしてもらえるかな?
俺、この後、部活に行きたいから」
……なんて、微塵も思ってもいないけど。
かといって……。
“ずっと一緒にいたいから、ゆっくり仕事をしようね”
とも言えるわけがない。
段ボール箱を持ったまま、大熊さんの後ろをスッと通る。
「気に入らないかもしれないけど。
大熊さん、割り切らないと」
「ボーっとしないで。
手を動かしてもらえるかな?
俺、この後、部活に行きたいから」
……なんて、微塵も思ってもいないけど。
かといって……。
“ずっと一緒にいたいから、ゆっくり仕事をしようね”
とも言えるわけがない。
段ボール箱を持ったまま、大熊さんの後ろをスッと通る。
「気に入らないかもしれないけど。
大熊さん、割り切らないと」