「…………」



「……あっ!!
新入生代表のあいさつをしてた人だぁ~!!」



「…………」



となりの女は、俺のスルーを気にするそぶりもなく、話しかけてきた。



「ね~。
ね~。
名前教えてよ~」



「…………」



――うるせーなー。



「新入生代表のあいさつなんてしちゃったってことは。
めちゃくちゃ頭がいいんでしょ~?」