1人目の演説がおわった。
順番が近づいてくる。
ヤバい。手がふるえる。
「ありがとうございました。
続いて千代田琉夏さんとその推薦者の方お願いします」
「はいっ」
私達は揃えて返事をする。
え、ヤバい。
もう、順番きちゃった。
一歩下って礼をする。
「大丈夫」
小声で私に言ってくれた。
その一言で、ふるえがとまった。
ほんっと不思議なんだから。