コンビニでガムと雑誌を手に取りレジへ向かう。

店員さんは淡々と商品をレジに通す。

「670円です」

聞き覚えのある声だな。


なんて思いながらボケーッと、お金を渡す。


商品を受け取り、店を出ようとした私。


「・・・ーか」

ん?

なんか聞こえた?


「遥香っ!」


確かに、聞き覚えのある声。

それは、私が求めて求めて、求め続けていた人の声。


振り向くとそこには彼がいた。







「・・・・・・冴島・・・くん」