暇だ、授業中窓の外を見ながらいつも思う

決められた時間に決められた学校に行き決められた席に座り決められた教科書と
ノートに決められた文字を書く。

自己主張なんてあってないようなもんだ。

別に学校が嫌だとかクラスで浮いてる訳では無いと思う。
友達といる時はなかなか楽しい。

「キーンコーンカーンコーン」

「ありがとうございましたー」

今やっと6時限目が終わった。

伊達 「さてと帰るか」

? 「だ、伊達君!」

ん?たしかこの娘は2組の「笹木明日香」
えらくおどおどしてるな何だろう?

伊達 「笹木さんでしょ?どうしたの?」

笹木 「今日、暇でしたら一緒に帰りませんか?」

伊達 「ごめん!今日用事があるんだ!ほんとにごめん!」

もちろん嘘だ、あいにく興味が無い。

笹木 「そ、そうですよねま、また来ます!」

来るんかい、

? 「うふふふふ…見たぞふふ」

全身を鳥肌が襲った、こいつは鈴木涼太
中二の時クラスが同じになって何故か仲良くなってしまった。うるさいけど嫌いではない。

伊達 「涼太きもい!!」

涼太 「今のって2組の、笹木だろ?何、告られたの?w」

伊達 「んなわけねーだろ、一緒に帰ろって言われただけだよ。」

涼太 「んで?」

伊達 「断ったよ」

涼太 「はぁぁぁぁん!?!馬鹿じゃねーの!?」

伊達 「声でけーよ!ばか!」

涼太 「すまん、笹木はな可愛いしな胸でか いし胸でかいし意外と人気なんだぞ!」

伊達 「…涼太おまえ、胸のことしか考えてないだろ。このエロ河童、てか部活は?」

涼太 「あ、やべ!またな!笹木のこと泣かせんなよ!」

伊達 「声でけーし誤解されんだろ!」

涼太の奴余計なこと言いやがって俺が教室出るまで何度

「笹木と伊達デキてんの?!」

を、聞いたことか、まったく…