「椿はもう心配さしなくて良い。後はまかせろ」

「でも……」

「準備は出来てる。椿からのGOサインだけだったからな」

「私からの?」

「あぁ、具体的な話しは椿は知らなくて良い。ただ、最後は椿がケジメつころ」


そう言った獅朗はそれ以上この話しに関しては何も言わなかった。
獅朗が言うように相手は弁護士。
法律の抜け道を見つけ、色んな手を打ってくる。
それに一応、親権を持っている。


未成年の私には到底敵う相手じゃない。


不安がない訳じゃない。
だけど、獅朗を頼ったいじょうはもう後戻りは出来ない。
何があっても進むしかない。