いけないことをしている罪悪感から母親には何も言えなかった。
アイツと二人きりになるのは怖かった。
自分が自分でなくなってしまうようで。



"愛してるよ。椿"



そんな言葉に吐き気がした。


中学2年で初めて彼氏が出来た。
そんな話しを母親がアイツにしてからアイツの行為はエスカレーターして行った。


越えることのなかった一線を越えて来た。
殴られても、殴られても抵抗し続けていたのに……


赤く染まるシーツを見た時に私の心は壊れた。
ズキズキと痛む下腹部と心。