うそだ。
ヤヨまで。


「どのくらい彼女と付き合ってたの?」

「3年くらいじゃね?」


「3年……」


そんなに長いお付き合い、籍いれたようなもんだよね。


最長4ヶ月のあたしって。
しかもばーじん。


「やばい」


絶対やばい。
ちょっと焦る。


周りみんな経験済みに見えてきた。
宇宙溶けろ。


「ねぇ。ヤヨ。あたしえっちしたことない」


「……は?」


「ないの。内緒ね?やばいかな。みんなあるの?」


「落ち着け。別にいいだろそんなん。……意外だけど」


「でも、しようかって雰囲気になったことは何回かあるんだよ?なんか無理でできなかったんだけど」



「好きなやつと付き合わねえのが悪いだろ」


「好きだったもん」


「……そーかよ」



「藍ちゃんも多分あるんだろうなー。なんかあたしだけ子供?」



「逆に守ってること誇りに思えば」



「えー?」


「つーか……男にそういう話すんのやめろ」



そういって、あっち向いて寝ちゃった。



「……ヤヨ大人なんだ。」


なんか。
置いてけぼり感。