1時間くらい海で遊んできたよ。
ちょっと飽きた。ううん、結構。


かき氷食べたいって言ったらみんなでテントに戻ることになった。



Tシャツ、ぎゅっとしぼって。
涼しい。ちょうどいい。


「なんか。土屋さんさぁ」


「Tシャツ透けてて逆にえろい!」


「だよな!」


「はぁ?せくはら」


っていいつつリコの後ろに隠れる。
リコの巨乳だけ見とけ。男子。



「ん〜でも。リコもそれ思ってた。芙祐もうそれ脱いだらぁ?」


「やだ」


「芙祐の水着可愛いんだよ。おっきいリボンついてて」


「透けてたからだいたい見えてたよ~可愛いよねぇ」


ってリコまでそんなこと言う。


午後は海に入らないでおこう。
それが一番。



「お前かき氷、何味にすんの?」


って話題を変えたのはヤヨ。


「うーん。宇治抹茶……でもイチゴ練乳は外せないよね?」



「欲張り女」



「そうだヤヨちゃん。半分こしない?」



あたし、にやり。
だってヤヨも抹茶とイチゴ好きでしょ?多分。


「……いいけど」


「やったぁー」



ヤヨ、イチゴ練乳も抹茶も両方おごってくれた。
イケメン。好きだよ、そんな君。



「ヤヨみたいなお兄ちゃんほしいかも」


「……あっそ」