次の日、



「アキちゃん、3敗」



「うわー…残念だったね」



「うん、でももういいよ」



「立ち直り早いねー、私は結構ひきずるんだよね」



でもアキちゃんには今ラブラブな彼氏がいる



「アキちゃんはいいよね、一途に想ってくれる彼氏がいて」



「へへ、私より桃ちゃんのが可愛いんだから大丈夫だよ」



そういう問題じゃないんだよね



顔が可愛いってだけで寄ってくる軽い人嫌だし



今度はゆーっくり淡い恋を探そうかな



そんな思いにふけっている時だった



「岡本先輩!?」



アキちゃんがそう言うのが聞こえた



「光輝…?」



廊下には光輝と友達がいて、教室にいた私と目が合った



「呼んでるみたいだけど?」



「うん、行ってくる」