圭吾が帰った後、部屋でくつろぐ



「はぁー…また、か」



3敗でストップしたいなー…



「入るよー」



お姉ちゃんだ



「アイツ、私に惚れやがってよくも私の可愛い~桃を…」



この通り、姉の性格は女王だ



「お姉ちゃん、もういいよ」



「そう?ま、所詮軽い男だったってことで、次探しな?」



「うん…」



もちろん、姉はこの性格を隠している



知っているのは幼なじみくらい



「そういや桃、光輝と何かあった?」



光輝はその幼なじみ



私とお姉ちゃんのちょうど真ん中で高校二年生



光輝だけが家族以外の男の中で唯一、お姉ちゃんの性格を知っている



「ん?光輝がどうしたの?」



「どうも最近落ち込んでてね?」



「へぇー…」