でも私の願いは届かず梨多の膝の上に穂花が乗っていた

私の特等席なのに…

私は涙を堪えて梨多と穂花の座る方に向かう

「梨多…」

「り、麗愛…」

「ねぇ梨多…嘘だよね?
梨多は麗愛の事裏切らないよね?」

「っ…」

「や、約束…した…じゃん…
うぅっ…麗愛の誕生日に麗愛とずっと一緒って…」