「何、それ…
梨多は何処に居るの?」

「教室だけど…」

きっと梨多は悪ふざけしてるんだよ!

梨多が私を裏切る訳無いじゃん!

教室に向かう間溢れそうになる涙を堪えて
必死に自分に言い聞かせる

教室の前で1度深呼吸をしてドアを開ける

皆の視線が1度に私に集まり皆の会話が止まる

私はそんな事気にせずに梨多を探した