「えっーと…」
まさかなって言いながら、ベッドから起き上がった彼は…
「きゃっー」
…思わず叫んでしまうような格好だった。
「な…それ冗談きついよ。普通に傷つくし。」
そういってもそもそと動き出した彼は、ほれっと言いながら私に何かを投げてきた。
「ちょ…ま…え…あっと…」
言葉にならない言葉を必死でつなぎとめながら、状況把握。
混乱している私に、彼はズボンだけをはいた格好で私に歩み寄り、
「これもなくっちゃね。」
と不敵に笑った。
一瞬で意味を悟り、叫んだ私…
正確には叫ぼうとした私…
「2回も叫ばせるかよ。ショックなんだっつってんじゃん。」
…唇を塞がれ、そしてはなれた時にしれっと言われた。