「・・・・・瀬川,由梨乃です・・・。

 よろしくお願いします!!」

拍手が起こった。

私は一安心した。

が・・・・。

「それだけでは

 もの足りない人~!!」

北野先生が言うと,

「はぁ~い!!」

ほぼ全員の手があがる。

私は混乱した。

「由梨乃さん,

 名前だけじゃなくて・・・

 そうねぇ・・・・・。

 誕生日・星座・趣味・特技も

 言ってもらおうかしら―??」

私は予想外の展開に,

「…は,はい…。」

こう答えるしかなかった…。