そんな殺意の素質を持つ龍宇が、活人拳などと世迷言を言うのは不自然至極。

龍宇こそが、修羅の導き出した殺人拳の極みを継承するに相応しい。

「さぁ龍宇、我と共に来い」

「断る」

龍宇は即答で言い放つ。

「確かに今日まで貴方を探して旅を続けてきた。だが、やっと会えた貴方の結論が、そのような魔道に堕ちた発言ならば最早止むを得ない。俺は貴方との師弟の縁を金輪際断ち切る」

「…勝手な」

呟く修羅。

その爛々と輝く瞳が。

「!!」

傍らに立つ莉々に向けられる。