どう話を切り出せばいいか悩んでいると。



───グイッ

「…っ ⁉︎」


千歳くんに腕を掴まれた。



そのまま自然に歩いていた足が止まる。


辺りを見渡せばここは小さな公園の前で、いるのは私たちだけ。





「俺、何かした?」

「……」

「…澪南?」



そんな辺りが静かな中、先に言葉を発したのは千歳くんだった。