『かいどー!まえだー!
仕方ないから待っててやったぞー!』
正門の前には中ちゃんと大ちゃんの姿。
「中ちゃん!老けたねぇ!!」
陽菜は笑いながら中ちゃんの肩を叩く。
『前田、相変わらずだな』
中ちゃんは陽菜を見て呆れ顔。
「大ちゃん!格好良くなったね!!」
今度は大ちゃんの横に立つ。
『そんなとあるワケねぇだろーが!』
……………?!
大ちゃんの口調が…?!
「あれ?そんな言葉遣いで大丈夫?
夏希も中ちゃんもいるよ?」
陽菜が首を傾げている。
『もういいんだよ。
2人とも、知ってるから』
って、大ちゃん。
一応…知ってるよ?
知ってるけど、なんか…なんか変。