「学校で、何があったのかは知らない。

知りたくもない。


ただみんながなんと言おうと
夏希自身が決めたことなら応援するよ、私は」


陽菜がニコッと笑う。


前の陽菜なら何があったの?!

って、聞いてきたと思う。


それなのにいつの間に、こんなこと言えるようになったんだろ…



「ありがと、陽菜」



「ってかさ、そんなことじゃなくて!!」


陽菜が急に叫ぶ。



「どどどどしたの?!」


あまりの陽菜の大きな声にあたしは若干後ずさり。



「明日、思い出探検に行こう!!」


思い出探検…??


なんじゃそりゃ…?