「え、何。馬鹿にしてんの?」


「いや、お前何やってもがさつで男っぽいし、すぐキレて喧嘩するし、口悪いし・・・・・でもよかっ――――」


「は、何。真剣に勇気だしてこくってんねんで?ここでも色々言うん?口悪いとかさ、すぐキレるとかさ、で最終的にお前は女やから・・・とか何とか言うんやろ?」


「だから・・・!そういうとこやって!すぐキレる。最後まで人の話聞けよ!だから――――」


 「・・・・・い。」


 「あ?」
 

「もういいって!」

  
  

 ゴンッ!

 

なにかがぶつかった音がした。