菜月side
次は俺の試合だ
出来るだけ早く終わられせるつもりだ
伊月が嘸かしつまらなさそうに見ているしな
それに俺は伊月の戦い方を逸早く見たい
フィールドに上がると大音量で歓声が聞こえた
ジャングルにいるみたいな感じだ
「では次の試合に参りましょう‼︎
1年S組菜月カエハvs.2年S組奶門寺絢愛
試合…開始!!! 」
「貴方、少し歓声が多いからって調子に乗らないでくれます?それに上級生に挨拶も無いなんて生意気過ぎるのでありませんか?
余り調子に乗っていると痛い目にあいますわよ
さっきから黙っていないで、何とか言ったらどうなんですの!?」
「黙れ…"アイスドロップ"」
キーキー五月蝿い
伊月が言う通り猿だな
貴族の奴は特に女はプライドや自我が強い
氷の上級中位魔法を唱えた
氷の礫が相手に向かって勢い良く飛んでいく
「上級魔法の癖に威力強過ぎるわ
"サイクロンカッター" 」
相手は風の上級最上位魔法を唱えた
俺が放ったアイスドロップは相手の技に全て相殺された