僕は早くアルムをここに連れて来させたい
僕1人で人間と関わるなんて死んだのと同じだ
今は我慢だけどねー
新入生代表挨拶始まる
「新入生代表‼︎菜月カエハさん、お願いします」
「はい」
おいおい男かよ
女みたいな名前だから女かと思った
あ〜でも此奴学生の中じゃ僕の次だね
それに五代貴族序列1位の菜月家のご子息か
へぇ…それなら僕危ないな、五代貴族の次期当主である方が他人の魔力の質が分からない筈が無い。気付かれない様にしますかな、
(結界・並)
この技は自分の強さを自由に変化出来る技
誰でも習得出来るけど魔力を多大に消費するから殆どの人間が習得不能だろうね
「新入生代表 菜月カエハです
このような暖かな春の陽射しのした我々新入生300名は国立リーラス魔法学園に入学出来た事を誇りに思います〜〜〜〜以上を持ちまして新入生代表挨拶を終えます
代表菜月カエハ」
ご子息が挨拶を終えた瞬間女子の黄色い声が体育館に響いた
五月蝿い、五月蝿い、五月蝿いんだよ
入学式ぐらい静かに出来ねえのかよ
あ、ついつい口が悪くなってしまった
でも本当に迷惑だよー
教師達も驚いた表情してるしな
我を取り戻した教師が式を続けた
「静かに‼︎
では以上を持ちまして第○○回国立リーラス魔法学園入学式を終わります。
引き続き新入生魔力検査を開始します
尚、魔力1万以下の者は退場願います
クラス魔力標準を発表します
Dクラス1万〜2万未満
Cクラス2万〜3万未満
Bクラス3万〜4万5000未満
Aクラス4万5000〜6万未満
Sクラス6万〜である」
おぉっ始まった、毎年恒例の鬼畜行事
これを知ってる新入生は僕含めて十数人…何処かの貴族さん達だろうね、魔力の質からして、
「では
番号1〜50の方は1番調査室に移動願います
番号51〜60の方は2番調査室に移動願います
・ ・ ・ ・ ・
番号251〜300の方は15番調査室に移動願います
上級生の方は新入生が体育館から去った後、学園掲示板を見てクラスに向かって下さい」
なんだ最後の方か、それに五代貴族らしき奴等も同じ調査室だな
まぁこんなに人が居るんだし大丈夫か
それに結界してるし直ぐ気付かれる心配はない
優雨side終