「そうか、そうか。
今は丁度クエストの帰りかね?」
「はい。そうです
因みにマスターは?」
少し気になったから聞いてみた
奥の部屋からも気になる奴等の気配がするし
でも気付いてるのは僕以外いないと思うけど
一応気配とか消してるみたいだし、

「知り合いと少し話をしていたんだよ」
「そうですか、。
知り合いって帝の方達ですか?
間違っていたらすみません、、」
周りに人がい多いから出来るだけ"帝"のとこは小さい声で呟く

「っ!?」
マスターは驚いた表情を一瞬見せたが、直ぐに元に戻り、何か考えている様子だった

どう出るか見ものだ
僕の考えが分かったのかアルムが念言で呟く
(優雨、お主…楽しんでおるな)
やれやれと溜息が出そうな言い方をするアルム
(まーね、だって面白いから。
しょうがないよ)
そう言うと、とうとう溜息をつかれた

「あ、の。、?
やっぱり間違ってましたか?」
申し訳無さそうな顔をしてそう言う
するとマスターは何か決めた様な顔で。
「あぁ、すまない。伊月君は間違って無いよ
でも…良く分かったね。彼等が"アレ"だという事を。
そうだ、、彼等と会ってみないかい?」