名前を呼ばれ声がした方を振り抜くと、ギルドマスターがいた
店内にいた人が一斉に頭を下げる

僕もした方が良いと思ったけどマスターに憧れてる訳でも無いし、大丈夫かなと思ってそのまま立ってた
するとマスターに話しかけられた

「久しぶりだね、伊月君
その肩に乗ってる魔獣は君の使い魔かな?」
へぇ、知ってたんだ。とアルムに念言で話しかける
(流石、ギルドマスターだけあるな
我が魔獣と気付くとは)
(そうだね、)

「お久しぶりです、マスター
はい。でも、使い魔というより相棒です。」

何故凄いかと言うと、アルムは魔力や気配を最低限まで隠していたから
普通は殆どの人間がアルムを魔獣だとは思わないんだ