だからもう気が済むまで泣いてやった。


当て付けで泣いてやった。







そして、沢山泣いてすっきりした頃には……


既に夕方になりかけてた。





ふぅ……すっきりした。そろそろ帰らないと……



「……泣き止んだか?」

「どわっ」




後半から泣く事に集中してたから、急に話しかけられてびっくりした。


アクマは、なんだか沈んだ顔してベッドの脇に腰掛けている。





「……もしかして、ずっとそこにいたの?」


「……俺の部屋だしな」