年頃の男女が密室で二人きりなら、そういう事が起きても不思議ではないけど。



出来るだけ男を排除していたせいで、こういう状況を全く予想出来なかったあたし。





清野君とでさえ考えたことはないよ。






「む、無理無理無理無理っ。まじ勘弁。
やめて」


「お前が素直じゃないのが悪いんだろ?」



「ぎゃぁあ゛あぁあ゛」




もう暴れた。


むちゃくちゃに暴れてやった。




しかし、アクマはそんなあたしを難なく押さえ込んでしまう。