「 波留(はる)、
  俺たちさ、友達に戻らない? 」



 彼氏の雅也(まさや)からそう告げられたのは


 ”今度のデートはどんな髪型にしようかな~”

 そんなことを考えていた時だった。

「 えっ・・・? 」


 びっくりしすぎて、それしか返せなかった。



 怖くて雅哉の顔を見ることができなかった。