でも、好きなものは好き!

そう自分に言い聞かせていた。

本当は、龍。あなたにもらった形のあるものがこれしか残ってないから。

龍太郎がいなくなるとあなたとの思い出を忘れちゃいそうで怖いの…

11時32分

不意に時計に目が止まった。

急がなきゃ!部屋着に着替え、ママの待つリビングに向かった。

「はい、お昼どーぞ」

「いっただきまーす」

今日のお昼は、サラダにご飯に唐揚げ!

おいしそー!じゃあ、まずは唐揚げから。

パクッ

んー!美味しい〜

ママの作るご飯は本当に美味しい。私も料理ができたらな〜