「見つかった?」

後ろから光華の声が聞こえた。

「見つかったよ!一緒に教室に行こっ!」

私はそう言って、光華と一緒に2年4組に向かう。

教室に入ると、ほとんどが知らない人ばかりで、不安な気持ちが襲ってきた。

私の顔を見て、察したのか

「大丈夫だよ!すぐ慣れるって!」

そう言って、私を安心させてくれる。

黒板に書かれてある自分の席を確認する。

席は縦に1列6人ならんでる。

光華は3列目の一番前。

私は4列目の一番前。

あ、隣だ。

「美桜、隣だね。」

そう、言ってくる光華。

「うん、何か信じられない。」

本当、いいことが続いていて信じられない。