シュンと光が消え、目の前には一人の少女が立っていた。 瑠璃色の青い髪、透けるような白い肌。 閉じていた目がゆっくりと開かれる。 開いた大きな目はとても綺麗な紺色をしていた。 シオンは驚きのあまり言葉を失う。 だけどその瞬間少女は力尽きたようにその場に倒れた。 「危ない!!!」 シオンは咄嗟に体を投げ出し、倒れる少女の体を包み込んだ。