「あ、えーっと、新原さんだっけ?」

突然上から聞き覚えのある声が降ってきた。


そっと顔を上げる。

「あ、」

「やっぱりそーだ。はい、良かったら貰ってって!」

「はい。」

渡されたのは、男子バスケ部の勧誘ビラだった。


この先輩バスケ部なんだ。