『……龍司さあぁあぁあぁんっ!』
『俺たちのためにいぃいぃいぃっ!』


と、抱きつこうとする舎弟どもに

『俺に気安く触んじゃねえぇっ!!』
と蹴りを見舞って遠ざける。

特に富ヶ谷、
通称トミーって野郎は
忠誠心は人一倍強いが
俺にのめりこみすぎて
ゲイ疑惑まで浮上してやがる。

『トミー…おめぇいっつも
どさくさにまぎれて
龍司さんに抱きつこうとしやがって!
やっぱおめぇゲイなんじゃねぇの!?』

『そんなんじゃねぇよ!
俺は龍司さんを
マジでリスペクトしてんだって!
蹴りはいっつも痛いけど
やっぱ龍司さんサイコーだあぁっ!』

『ゲイじゃなくて……まさかドM?』

『ちげーーーし!!!』

……ふぅ、
またなんとか乗り切った……。

つーか、
俺のキャラ設定がどんどん定着してる。
今はこれでいい。

だが……、
俺の進路まで勝手に決めんじゃねぇ!!