『なんだろう……。

何かはわからんが、
なんかすげぇやな予感がする……。』

ヤンキーに喧嘩を売られず、
【自称・舎弟】もついてきてなく、
珍しく一人で平和に下校する龍司の胸に
何やら漠然とした不安がよぎっていた。

そう、これこそ、
嵐の前の静けさだった……。