俺は潔癖症とか
いろいろあって
人を自分の領域内に
極力入れないようにしてる。

このマミヤマも
柔らかな微笑みを
常に浮かべてはいるが
そんな俺と同じ匂いがした。

それから俺たちは、
打ち解けたような、
実はそうでもないような、
微妙な距離を取りながら
ピカソの世話をしていった。